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2007年1月17日 (水)

人生を変えた1冊

1冊の本との出合いで人生が変わったことってありますか?

私は、高校時代に「少女パレアナ」という本に出会い、それから自分の生き方が変わったとはっきり意識できるほど、この本に強い影響を受けました。

それまでの私は、友達に「文句のみよこ」と呼ばれるほどいつも何かに不平不満を抱いている子どもでした。3人兄弟の真ん中で、何かと自分は損をしていると思っていたのです。今考えると、裕福とは言えない家なのに学費が高くて有名な私立の高校に行かせてもらったり、手間もお金も姉や弟と同じかそれ以上にかけてもらっていたとわかるのですが。。。とにかく小さい頃から優等生で何でもできるけれど気むずかし屋で愛想がなくて短気で、常にむすっとした顔をしている子どもでした。

勉強は、わかること、できることが面白くて大好きでした。でも私の母は、100点のテストを持って帰って得意気になっている私に「うぬぼれちゃいけないよ。上には上がいるんだから」と口をすっぱくして言いました。家で店をやっている商売人としては、威張ってはいけない、腰を低くすること、「ありがとうございます」「すみません」という気持ちを常に持って生きることがとても大切なので、できるからといって鼻高々でいたら嫌われるし、自分が一番だ、と思って努力することをやめたら必ず挫折する。そういうことを教えたかったのだと思います。しかし、「勉強ができる」ということは近所でも有名だったので、友達のお母さんや近所の人などから会うたびに「みよこちゃんお勉強ができてすごいわね~」などと言われると、それをひけらかしてはいけないと言われている私はその言葉に対してどういう顔をしていいかわからないわけです。「そんなことないですよ~」と笑顔でさらっと受け流すなんて技、まだ中学生の時はできませんでしたから、必然的にむすっとした顔で下を向いて通り過ぎる、なんていう行動しかとれなかったのです。

そんなこともあってか、3人兄弟の真ん中だからなのか、はっきりした原因はわかりませんが、とにかく暗くて怒りっぽい子どもだったわけです。そして高校生の時、どんなきっかけだったのかは忘れましたが、「少女パレアナ」に出会いました。読んでみて、衝撃を受けました。自分がなんと愚かなんだろうと思いました。物語は、貧しい牧師の家庭に育ったパレアナが、教会の慰問品として人形が欲しいと頼んだのに松葉杖が来てしまったことをきっかけに、お父さんから「松葉杖を使う必要がない体でよかった、と思えば悲しいことも嬉しく思えるよ」と教わり、その後孤児になってしまってからも「何でも喜ぶ」ゲームで苦境を明るく乗り越えて生き、周りの人達にも影響を与えて町中の皆を笑顔にするというお話です。

これを読んでからというもの、本当に前向きで楽観的にものを考えるようになりました。もしこの本に出会っていなければ、今のような人と関わることを楽しむ仕事にはついていないでしょう。

で、なぜこの本のことを思い出したかというと、うちの次女が、3人姉妹の真ん中で昔の私にそっくりなのです。とにかく自分は一番損をしている、どうして私ばっかり嫌な思いをしなきゃいけないの?などという思いが強くて、優しい気持ちや運動神経の良さや覚えの良さなど、いい素質を山のように持っているのにそれを伸ばせずに不平不満を抱いているのです。それで少し前、何かに文句を言っている次女に「お母さんも子どもの時ずっと同じように思っていたけど、素敵な本を読んでから変わったんだよ。今度あなたにも買ってあげるから読んでみたら?」と話してみたのです。

そして昨日、何気なく本棚を見てみると、何とその本がありました!結婚した時実家から持ってきたかどうかも覚えていなかったのですが、ちゃんと身近に持ち続けていたのです。「あったよ!」と叫んで次女に手渡し、次女はさっそく10ページほど読んでいましたが、フリガナがふっていない漢字があったり、翻訳本特有のむずかしい言い回しがあったりで、あまり興味を引かれていないようでした。まだ早かったかな。。。

私は、大好きな本との再会が嬉しくて、今日これからアルハムブラのライブ出演だというのに準備の途中で読み始めたら止まらなくなり、20数年ぶりにまたパレアナワールドに引き込まれてしまいました。

普通の時でも感動しますが、嫌なこと、辛いことがあった時に読むには特にオススメの1冊です♪

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コメント

昨日はお疲れさまでした。
新たな甲斐さんの一面を見せていただいた素敵なソレアでしたよ。
わたしも高校生の時? パレアナに出会い 夢中で読んだ本でした。

投稿: Hiroko | 2007年1月18日 (木) 08時37分

そうでしたか…。今の美代子さんからはそんな少女時代があったなんて、想像もできない。(><)いつも謙虚で求道心があって、見習いたい友人の一人ですから。もっとも本から学んで自分を変えられるなんて、やはり賢かったんだと思う。ご両親に感謝ですよね。親ってホント有難いです。この年になってつくづくそう思う。m(--)m  ところで、先日のライブ良かったああー!感動で柄にもなく涙ぐんでしまった!で、カルメラの一員であることを誇らしく思いながら帰途につきました。三月、楽しみにしてますからね!友人のシュガーさんの応援も兼ねて今からワクワクでーす!(^^)V

投稿: エバユリ | 2007年1月19日 (金) 10時49分

読んだ本に感銘して人生の指針に出来るってすばらしい事ですね。私は、感銘を受ける本を読んでもそれを人生の指針にして努力する事が継続できません。
先日読んだ本にも、感銘して健康で日々を過ごせることの幸せを感じたのに・・・努力不足の自分に言い訳をしてしまいます。今年こそは、ささやかな幸せを感謝出来る様日々を大切に過ごしたいと思います。

投稿: シュガーK | 2007年1月19日 (金) 18時48分

弘子先生、エバユリさん、シュガーさん、コメントありがとうございます!
先生にはとにかく感謝!の一言に尽きます。ソロで踊る機会を与えてくださって、そして魅せる踊りをするためのご指導をしてくださって、本当にありがとうございました!そして先生も高校時代にパレアナに出会っていたなんて・・・感激です!先生の前向きなところもパレアナ効果だったんですね♪

エバユリさん、見に来てくださってありがとうございました!私が初めてエスペランサで踊った時も応援に来てくださって、その時も、今回も、本当に心強い思いでした。いつも励ましてくださって、ありがとうございます!

シュガーさん、いつもコメントありがとうございます!今年も楽しく練習しましょう♪発表会楽しみですね(^^)エバユリさんの応援という強い味方があればきっと楽しく踊れますよ~☆エバユリさん、よろしくお願いしま~す!

投稿: みよこ | 2007年1月20日 (土) 01時10分

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