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2006年5月23日 (火)

小さな親切(?)

今日は朝10時からスタジオμでのレッスンだったのですが、昨日真ん中の娘が熱を出し、今日は熱は下がったものの大事をとって学校を休ませたため、我が家から歩いて5分の実家に娘を預けに行ってからスタジオへ向かいました。フラメンコ母は有給なんてないのでよほどのことがない限りレッスンの当日キャンセルはしません。自分は熱があってもインフルエンザでもない限り仕事に行きます。子どもがインフルエンザにかかっても実家に預けて私は仕事に行きます。今は大きくなってだいぶ丈夫になりましたが子どもたちが幼稚園に通っていた頃は入れ替わり立ち代りよく風邪をひいたり熱を出したりしました。実家さまさまです。

さて、東十条の駅に着いて、北口の階段を上ろうとすると、前に自転車を持った50代くらいの女性の姿が目に入りました。車や自転車で線路の東側から西側へと渡りたい時にはかなり迂回しないといけないため、駅の通路を抜けてショートカットしようとしたのでしょう。しかし、自転車はかなり重そうで、持ち上げて1段上っては降ろして休み、という感じでした。なので、思わず自転車の横に進み、「お手伝いしましょう」と言って一緒に自転車を持ち上げて階段を上りました。女性は驚いた様子でしたがとても喜んでくださり、丁寧にお礼を言ってくださいました。

昔、若かりし頃はお年寄りに席を譲るのも照れくさくてなかなか声をかけられませんでしたが、最近は頼まれもしないのに、立ち止まって地図を見ている外国人に「どこに行きたいのですか?」とつい声をかけてしまったりします。あ~、やっぱりおせっかいおばさんだ。。。

でも、たとえ余計なお世話でも、何もしないで見ているよりは声をかけて必要ないとわかった方がいいと思うのです。私は妊婦の時や子どもが赤ちゃんの時、悲しい思いをたくさんしました。一番上の子を妊娠した時、大きなおなかを抱えて電車通勤していても席をかわってくれた人はごくわずかでした。真ん中の子を妊娠した時は、大きなおなかを抱えた上、上の子をベビーカーに乗せて駅の階段を上り下りしたこともありましたが(家にじっとしているのは苦手でよく出歩いていたのでそういう場面はかなりありました)ベビーカーを持ち上げる手伝いをしてもらったのは1回か2回しかありませんでした。妊娠や子育ての経験がある中年の女性は理解ある態度を示してくれるか、と思いきや、電車の中で子どもが泣いてしまったりするとあからさまに嫌な顔をされたりしました。

日本人は人情に厚い、とか言いますが、こういう見ず知らずの人を手助けするとかいう点では非常に冷たい国民だと思います。もしかしたら冷たいのではなく、小さな勇気がないのかもしれません。気持ちはあっても行動に出るのは照れくさくてできないのかもしれませんね。外国では、赤ちゃん連れのお母さんや妊婦さんを手助けする光景をよく見かけます。助ける方も、助けられる方も当たり前のようにその状況を受け入れます。その当事者も、そこに居合わせた人たちも、とても気持ちよく、すがすがしい気分になります。

日本でも、そういう光景がたくさん見られるようになるといいですよね。

スタジオμの運営母体である、十条の「子ども支援グループでんでん」の代表である豊原さんという方も「自分は世話焼きおばば」だと言っています。でんでんルームやスタジオμで教室を開いている私たちはもとより、彼女に手助けしてもらった人は私が知っているだけでも数え切れない位たくさんいます。これから将来を担う子どもたちが、そんな大人の姿を見て、自然に学んでくれたらいいですね~。

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